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TAFE・専門学校と大学・大学院の比較

進学先を決める際、TAFE(または私立専門学校)にするか、大学にするかで悩まれる方も多いのではないでしょうか。留学に掛けられる期間や予算によって決めることになる場合もあると思いますが、ここでは、TAFEと大学の違いについてカリキュラムや卒業時に得られる学位の面から比較してみます。

TAFEと大学のカリキュラム

TAFEは、Technical And Further Educationの略称で、州立の専門学校という位置づけです。職業に直結した実践的なカリキュラムを中心に構成されており、卒業後には即戦力として働ける人材の育成の場として幅広く知られています。

それに比べて大学は学術的で理論学習やマネージメントが中心となり、卒業後も指導者もしくは知的労働者としての役割を担う人材育成を主に行います。

極端な例ではありますが、TAFEや大学で共にあるBuildingのコースの場合、大学では建築学や歴史、人材(資材)管理や統計学、力学など学術的な内容が中心となるのに比べ、TAFEでは資材の裁断や掘削、測量やレンガ積みなど実践的な内容が中心となります。

TAFEと大学のどちらにも共通する学習内容がありますが、TAFEでは職場の最前線を担う人材の育成を目指し、大学では管理者を育成する役割を担っていると考えるとわかりやすいですね。

TAFEで得られる学位

TAFEでは、CertificateコースからDiplomaコースまで学位レベルが分かれており、期間と就学内容によって学位が分けられています。期間が長くなるほど学位レベルが高くなり、Certificate~Certificate IVまで段階的に高度で専門的な技術習得を得ることができます。 Diplomaになると日本での短大卒と同等の学位として認められます。

修学期間は、Certificate~Certificate IVコースで10週~1年、Diplomaコースで1~2年程度となっています。 TAFEの学位はAQF(Australian Qualification Frameworks)と呼ばれる国内基準(オーストラリア政府による統一された講義概要)に基づいて評価されるので、オーストラリア国内のどこの TAFEで就学した内容であってもオーストラリア全土で認められます。

大学で得られる学位

大学では学士課程(Bachelor Degree)から修士課程(Master Degree)そして博士課程(Ph.D)まで分かれています。学士課程での専攻と修士課程との間に(Post) Graduate Certificateや(Post) Graduate Diplomaコースといった、学士課程と専攻が異なる修士課程に進学する学生に向けた修士課程進学準備コースがあります。

これらのコースは日本の大学教育にはないシステムなので明確な位置付けはされていませんが、便宜上大学院(Postgraduate)のコースとして案内されています。また、いくつかの大学では修士課程の初年度の講座として組み込まれている場合もあります。

修学期間は学部によって異なりますが、学士課程で3~5年、(Post)Graduate Certificateで半年、(Post)Graduate Diplomaで1年、修士課程で1.5~2年程度となっています。

将来、どの方向に経験を活かしたいかを考える

卒業後のプランに合わせた選択を考えた場合、実践的な学習内容から実務スキルを習得したい場合ではTAFE。管理や指導者的な役割を持つポジションを目指す場合や国家資格(会計士・弁護士・医師など)の習得を考えている場合は大学へと目的を合わせて進学を検討するのが良いですね。

専門学校・大学/院比較表
  専門学校(TAFE・カレッジ) 大学 大学院
入学基準(学歴) 高校2年以上~(概ね高卒) 高卒後教育1年以上 大学卒
英語入学基準 IELTS5.5~ IELTS6.0~ IELTS6.5~
学習内容 実践的 学術的 学術的(より専門的)
修学期間 6ヶ月~2年程度 3年~5年 6ヶ月~3年
経営母体 私立・州立 国立・私立 国立・私立
特徴 職業訓練校として、技術修得が中心。実践的な内容が中心。基礎から学びたい人向け。 学術的な理論学習が多い。専門知識や技術を既に修得している人向け。 大学レベルよりも高い専門知識を必要とし、より深く探求する人向け。
取得学位 Certificate~Advanced Diploma Bachelor Degree、Honors Degree Graduate Certificate~PhD
就学分野 ビジネス・エンジニアリング・コンピューター・トラベル&ホスピタリティー・アート&デザインなど 教育・人文学・ビジネス・エンジニアリング・コンピューター・トラベル&ホスピタリティー・アート&デザインなど 教育・人文学・ビジネス・エンジニアリング・コンピューター・トラベル&ホスピタリティー・アート&デザインなど