2007年01月15日掲載

ビクトリア大学の付属語学学校(ELI: English Language Institute)は、General EnglishからEnglish for Overseas Teachers of English(海外で英語を教える先生のための英語教授法)まで、6つのコースに分かれています。
なかでもEAP(English for Academic Purpose)コースは、ほとんどの学生がVictoria大学本科への入学を目指して、よりアカデミックな英語をより真剣に学んでいます。
11のキャンパスのうち、3つのキャンパスがメルボルン市内中心部に位置し、そのなかでも便利なのがELIの入る7階建てのビル。フリンダース駅の真正面に建つ18階建てのビルの裏手にあります。
午前9時に始業したばかりの、EAPのUpper Intermediateをのぞいてみました。「このクラスはとりわけインターナショナルなので、いろんな国の学生や文化に触れられるのが楽しい」と、旅好きのスーザン先生がいうように、10ヶ国12人の学生たちが、ウォーミングアップの Dictationに励んでいます。
今週のトピックは「動物」で、2人組での作業の間もスーザン先生は教室内を回りながら、学生達の発音に耳を傾け、丁寧に指導しています。
授業は毎週設定されるトピックについて、Essay Writing、Summary Writing、Timed Writingを学び、仕上げのOral Presentationで先生からの評価をもらいます。
さらに、5週間のコース全体ではArgument Essay、Class Debate、Newspaper Article Summary、Personal Journal、SAC(Self-Access Centre:自習室)での学習課題などが課せられ、コース修了時にEnd of Course Reportとして総合評価をもらいます。
ELIの6つのコースのなかでもEAPは、現在Pre-Intermediate、Intermediate、Upper Intermediate、Direct Entry University Preparation2(UP2)、Direct Entry University Preparation1(UP1)と分かれていて、Upper Intermediateコース以上は、ビクトリア大学のTAFE、Undergraduate Postgraduateコースへの入学に直結しています。
「ELIもVUの一部だと考えているので、学生たちも大学生のような気分で勉強に取り組めると思いますよ」と、プログラム・マネージャー兼オフショア・プログラム・コーディネーターのナディアさん。ELIの申し込みには大きく分けて二つあり、一つはELIでの英語学習だけを目的としたもの。
もう一つはVU入学を目的としたもので、まずは希望のVUのコースに願書を出した学生は、Conditional OfferをもらってからELI に入学します。TAFEならUpper Intermediate、UndergraduateならUP2、PostgraduateならUP1のレベルがELI内での最終ゴールとなり、コース中での評価が入学基準に達すれば、英語検定のスコアなしでのダイレクト・エントリーとなります。
General Englishコースでも、EAPへの“橋渡し”といった考え方なので、授業もアカデミックな内容を含んでいます。学生は週5日のフルタイムのみで、SACのほか、コンピューター&ランゲージ・ラボのMultimedia Centre 、図書室の充実したコンピューター施設を利用しながら、英語力だけでなく、オーストラリアという違う国での学習スタイルも身に付けることができます。
「私達の授業用ガイドラインはとてもよく作られているので、教師は何をすればよいのか、学生たちはどんな様子なのかをしっかりと把握しているんですよ」とナディアさんは、授業についていけない学生がいない理由を説明してくれました。
「私達も楽しんでここで働いていますよ」という先生の満足感は、そのまま授業や学生たちへの対応にも反映されているようでした。
「ビクトリア大学付属語学学校ってこんな学校!」
小林亜純さん 入学して8週間(EAP/Upper Intermediate)
ほかの英語学校も回ってみましたが、スタッフが親身になって納得のいくまでクラス選びをさせてくれたのはVUのELIだけでした。学生のほとんどが進学を目標にしているので、みんな自覚があり、いかにも「学校」といった雰囲気が勉強する気にさせてくれて好きです。就職するためのはじめの一歩として、このコースを選んでよかったと思います。
ファザール・アイマックさん 入学して5ヶ月(EAP/Upper Intermediate)
アフガニスタンとオーストラリア間のスカラーシップ制度を利用して来ました。先生は親しみやすく、クラスメートも12人10ヶ国というインターナショナルな雰囲気で、ほかの国の文化がわかるので楽しいです。このコース修了後はUP2へ進み、VUのマスターコースで2年間Business Managementを勉強した後、アフガ二スタンに戻って仕事を探す予定です。
ビクトリア大学付属語学学校
もとWestern Melbourne Institute of TAFEのELICOSであったものが、ビクトリア大学との合併によりビクトリア大学付属の英語学校になり現在に至る。市内中心部にキャンパスを構え初級コースから上級までを受け入れ、一般英語から学術英語まで学生の需要に合わせたプログラムが開講されている。
主なコース: 一般英語/試験対策/進学英語

