2007年06月25日掲載

生徒の立場にたって英語教授法を学び、英語の先生をめざす!
TESOLとは、英語教師になるために、英語教授法を学ぶコース。本日突撃するのは、全くの初心者レベルの生徒への指導方法を学ぶ授業。それでは突撃~。
最初はウォームアップを兼ね、1人の生徒がデモンストレーションで授業を行います。その生徒の指導の元に「記憶ゲーム」をすることに。ゲームは前の人が言った単語に自分の文章をつなげていくもので、「最後に発表する人は、全員の単語を記憶すること」と指導役の生徒からの説明。指導役の生徒はゲーム中、「3単元のSが抜けている」、「次の人が分かるように発音をすること」などアドバイス。コース2週目にも関わらず、既に英語を教える、授業をする事が身に付き始めている様です。
その後先生からのフィードバック。黒板に絵を描いて説明する事の大切さや、小グループに分けてゲーム時間を短縮する提案のほか、「単にゲームをさせるのではなく、生徒の発音や文法をチェックすると良いのでは」と先生。これまで学ぶ側だった生徒に、先生としての教え方の工夫を理解させる指導も欠かしません。

そして本番の授業。しかし先生が話し始めたのはなんとスペイン語!!本日の授業は、全くその言語ができない人への教え方を、スペイン語を使って生徒に体験させる授業なんです。「Como te llamas?」、「Soy Andrew」など、先生が対話をしてみせ、何の質問なのかと答え方を生徒に考えさせます。生徒は、対話中に先生の名前が出てきた事で、名前を尋ねているのだという事、そして自分の名前の言い方がわかったようです。
次は出身国の尋ね方。新しい単語を教える時は、絵などのビジュアルを使うのが効果的。先生は国旗の絵を黒板に描いて、発音を繰り返す。…なるほどこうすると初心者にも分かりやすい!今回の授業では、初めて言語を学ぶ人ってどんな感じなのか、を体感すると同時に、教える側としてのアプローチ法もバッチリ教えてもらいました。また、生徒さん達の楽しそうに学ぶ姿も印象的でした。
オーストラリアで5年間、日本でも1年間の教師経験、ケンブリッジCELTAの資格保持者でもあるAndrew先生。先生によると、初心者レベルの人には、快適な雰囲気を作り、興味を持たせる事が何よりも大事。自分が先生としてのお手本になることを心がけ、また1人1人レベルが違う生徒への指導のためのコミュニケーションも大事だそうです。
英語教師になりたい人はもちろん、英語を違った角度から学びたい、先生がどのように教えているのか興味のある人にも是非お勧めのコースです。
このクラスで勉強中の生徒さんに聞きました!
Paulさん 07年5月入学
想像していた以上の英語力アップにつながって大満足のコース
とにかく英語力アップ!が僕の留学の目標。VIVAの一般英語コースで勉強した後、English for Teaching Childrenコースで出会った先生の素晴らしさに惹かれ、同じ先生が担当するこのコースの受講をきめました。
一般英語コースと違うところは、同じ英文法を学ぶにしても、生徒に教えるために学ぶという点。レベルの高さも深さも一般英語で学ぶ英文法とは変わっているので、自分の英語力アップにもつながっています。また、ただ単に英語教授方を学ぶだけでなく、授業内容にあわせた机の並べ方など、内容自体がおもしろく、それがモチベーションにつながっています。そして何より英語力アップにつながっている理由は、英語教授法を習得する!という、はっきりとした目標があるところ。授業は8週間で3冊の教科書を使用し、宿題も沢山ある勉強しがいのあるコースだけれど、この目標にむかって頑張っているんです。
VIVAはロケーションももちろん、施設、生徒、そして先生の質も非常によく、大好きな学校です。将来機会があったらこのコースで学んだことを活かせたらいいなと思っています。