2006年08月22日掲載
今回は新設の通訳コースにお邪魔しました。クラスの人数はたったの4人。そのうち3人が日本人、もう1人は中国人です。担当のスルタン先生は現役バリバリのトルコ語の通訳で、しかも教師経験も豊富。程良い緊張感の中にも学生を伸ばそうとする意欲に溢れています。
最初は今日のロールプレーの準備です。メルボルンの病院の伝染病クリニックでのシナリオに添った用語を確認していきます。新しい言葉の意味をまず英語で捉え、それから日本語でも調べます。 次にいよいよ今日のシナリオが渡され、ロールプレーの開始です。人数が少ないので全員が関わります。スルタン先生は真剣に進行を見ていて、時々ストップをかけ、質問や指導をしています。通訳役の学生にノートから目を外して相手とアイコンタクトを取ることを求めたり、医者役の学生には「医者になったつもりで話す」ことを指導したり、とても的確で具体的なアドバイスが続きます。
役割を交代しながら、今度はノートを取らずに一文ずつ通訳する練習です。学生たちはこの方が相手の話に集中して理解が高まることを実感し、ノートに頼り過ぎないアプローチを学んでいます。
ロールプレーが終わり、先生は学生たちの意見を聞きながらポイントをまとめ、体験談を交えながら通訳に求められる対応力や姿勢について話してくれます。設定に合わせた服装や態度も必要だし、ボディーランゲージや表情も忘れてはいけない。また、コミュニケーターとして言語だけでなく文化的アドバイスも要求されることなど……。それぞれに具体的な例や体験が反映されていて、とても内容の濃い授業です。
休憩後、今度はノートの取り方ついての授業です。ここでも通訳の現場で役立つように具体的な方法について話が進んでいきます。通訳は時間が勝負なので、短い時間で確実なメモを取るためにはシンボルを多用します。数字の取扱い方、想像力を駆使して独自のサインを作る方法など、おもしろい話が続きます。先生が読み上げる「ノートの取り方についてのポイント」も、そのまま学生たちのノート取りのタスクになっています。続いて先生が具体的な文章を作り、それをシンプルなメモにする実習をします。ここでも混乱を避ける方法など実用的な指導が続きます。人数が少なく常に全員参加で、静かな熱気に包まれたクラスでした。この環境ならきっと通訳として実力が付くことでしょう。
学生さんに聞きました 「OzFord ってこんな学校!」
- 近藤真由さん:入学して4ヶ月
- 「とにかくいい先生ばかりです。始まったばかりのコースで、先生たちもスタッフも一生懸命に私たちの意見や要望に対応してくれ、必要な資料なども集めてくれます。これから充実したコースになっていく感じです。スルタン先生は教え方がすごく上手です。」
- 浦野富慈子(ふじこ)さん:入学して4ヶ月
- 「このクラスは少人数なので一人一人に注意が届き、個人授業的なのがすごくいいです。特にスルタン先生は現役の通訳なので生の声が聞けて、ロールプレーでも現場の感覚が身につきます。他の授業でオーストラリアの社会システムについて教えてくれるのも役立っています。」
- 島田絵美さん:入学して4ヶ月
- 「個人レッスンに近い授業が役立っています。先生たちはみんな熱心に教えてくれます。いつでも質問できるし、融通性もあります。私たちが一期生なので、はじめは設備や資料などに不十分な点もありましたが、意見が反映されてどんどん改善されています。」



