2006年08月23日掲載

モナッシュ大学はオーストラリアで最も大規模な大学です。生徒数は4万人を超え、世界100カ国から9000人を超える留学生が学んでいるそうです。
キャンパスも国内ではビクトリア州に6つ、海外では南アフリカやマレーシアにもあるそうです。今回お邪魔したCaufieldキャンパスは駅前に立ち並んでいるビルの集合体がキャンパスになっています。 また同大学は国際的にも評価が高く、また国内では豪州グループ8という豪州最高峰の8大学が加入している会のメンバーでもあります。
授業中の教授は、生徒に対し先生と生徒と割り切ったような関係ではなく、生徒を1人のデザイナーとして扱い、プロとしてのアドバイスをしているとのこと。

教授陣は社会に出て活躍たのち大学に戻り教鞭をとる人、現役のデザイナー・芸術家としてバリバリ仕事をこなしている人など様々。
こんな社会経験豊富な講師陣に教わることができるなんてとても贅沢なことだと思いました。ちなみに、コース・コーディネーターのRussel Kennedy教授は国際的にも認められているデザインの国際機構ICOGRADAの役員だそうです。

授業はレクチャーよりも各チュートリアルという小クラスがメイン。毎週課題を与えられ、より良いポートフォリオを作成し社会へ出て即戦力として仕事ができるように勉強をします。アサイメントはたっぷり出され、コンピュータ室に丸一日こもったり、友人と共に学校にかんづめ状態になることもしばしば。とてもハードな学部に聞こえますが、生徒にとっては好きなアートに専念することができ、とても幸せそう。
この学部のよいところは、様々な個性の生徒が多数いる環境の中、毎日が刺激的で楽しいこと。ここでは、一人一人の感性が尊重され、様々なものにオープンマインドを持ち、オリジナリティのあることが重要視されるそうだ。なるほど、だからどの生徒もイキイキと輝いているのですね。
ちなみに、モナッシュ大学のアートコースに入るにはポートフォリオが重要になります。ポートフォリオを持ってない入学希望の人は、モナッシュカレッジで1年学び、ポートフォリオを作成し、翌年からモナッシュ大学のコースに編入することも可能。
最後に今年卒業する生徒の最終ポートフォリオを見せてもらいました。正直、芸術などはまったく詳しくないのですが、どれも学生の作品とは思えないような素晴らしいものばかり。感動してしまいました。
学生さんに聞きました「MONASH Uniってこんな学校!」
yo-koさん:3年生
毎日、たくさん課題が出るのでとても大変ですが、好きなことに集中できるので楽しく学んでいます。クラスメートは、フレンドリーで個性的な人が多くお互いに良い意味で刺激しあっています。今年で卒業ですが、卒業するのが逆に寂しく残りたいくらいです。
YO-KOさんの作品。コーポレートロゴやカラー、販促物のデザインです。" title="YO-KOさんの作品。コーポレートロゴやカラー、販促物のデザインです。