2007年03月01日掲載

自分だけが日本人という環境
日本で絶対に味わえない経験で自分の世界がずっと広がった
自分がここに自然にいられることが心地いいと感じた
日本で通っていた大学の留学プログラムに参加し、ブリスベンで4ヶ月間ELICOSを勉強したのが、今に続く私の本格留学のきっかけです。それまで海外には何回か行っていて、外国は短期の滞在で十分という感じで留学なんて考えていませんでしたが、このプログラムを修了すると大学の単位に組み入れられることもあって参加することにしました。
来て生活してみると何もかもが魅力的。道が広い、公園が広いなどの小さなことからフレンドリーな人たち、海が青い、天気が良い、そしてたくさんの自然まで。英語は単語程度でも何とか会話は成立するし、楽しくて学校に行くのが好きになりました。自分の思っていることを言葉にできなかったり、とっても感謝してるのにThank youとしか言えなかったりしたのは悔かったですが。
のんびりとした環境で英語だけという世界ですが、暮らすうちに自分がここに自然にいられることが心地いいと思うようになりました。いよいよ帰国という時には、2年間学んだ大学を中退してオーストラリアの大学に進むことを決心。帰国後は両親の説得や中退の手続きを済ませ、早々にまた戻ってきました。のんびりした私の性格とここの環境のフィーリングがぴったり合ったんだと思います。
本当に人一倍努力しないとAUSの学校は卒業できない
中退後の留学は、まず語学学校からスタート。その後Diplomaコースを修了し、大学へ進学しようと思ったのですが「そのまま大学に行くと、授業のやり方についていけない場合がある」と聞き、MARTIN COLLEGEに入学。この学校で取得した単位はいくつかの大学で認められ、大学に編入というカタチで入学できるのも魅力でした。
入学する前は、少し安易に考えていました。きっとすぐにどの科目もパスできると。日本でも大学に通っていましたから、同じようなものだろうとイメージしていたのです。ところが、それは全くの間違いで、地元の学生でもヒーヒー言うくらいの授業や課題。留学生の私達にとっては英語能力の点で明らかに不利ですから、人一倍に努力しないと課題も終わりません。
特に苦労したのはアサイメント。単語数のレベルも初めに比べればググッと上がり、内容ももっと専門的知識が必要になるので「調べる」ことが重要になりました。自分の文章力のなさに悔しい思いもしましたが、終わったときの達成感はとても大きかったです。
私の世界を大きく広げ、自分に自信を持たせてくれた留学
私は英語上達のために、とにかく話すことを意識して増やしました。間違えても当たり前ですし、間違えれば友達やホストファミリーが直してくれました。SpeakingやListeningの方はそれで良かったのですが、私の弱点はWriting。初歩的なグラマーの間違いやスペルミス、単調な文章構成しかできず苦労しましたが、アサイメントでたくさん直されるうちに次第に力がついていきました。
留学してみて思うのは、私の世界がすごく広がったこと。こんなに広い世界で日本しか知らないなんてつまらない。オーストラリアは移民の国だから英語の勉強だけじゃなく、いろんな国の人に出会うこともできたり。自分だけが日本人で周囲の仲間はみんな外国人。こんな経験は日本では絶対にできません。そして、そんな中に自然に溶け込めている自分を感じてそれが自信につながり、また違う世界が広がるきっかけになるんだと思います。
仲良し日本人3人組の日帰りのモートンアイランド体験
友達のひとりが日本に帰国することになったので、記念に"彼女が行ったことがないモートンアイランド"へ日帰りツアーをしました。現地のスタッフから「これを使え」と渡されたオーストラリア国旗を手にみんなでポーズ。
インタビュー後記
スラッと伸びたスタイルに屈託なく見える明るい表情。活き活きとした話し振りに、彼女には本当にブリスベンの水があっているんだなと感じました。大学を卒業する2年後も持ち前の明るさで夢をつかんで欲しいです。
- 水島 瑛美さん Emi MIZUSHIMA
- 出身地:神奈川県 23歳
- 学校名:MARTIN COLLEGE (International Business)
- 生活費:$270/週(住居費$120、食費他$150)
- 私の留学自己採点
- 90点 留学の初心"熱意"が薄れている気がするので。英語の上達は自分なりに満足しています