Skip to content

【授業体験レポート】 Australian Catholic University ブリスベン - 看護(Bachelor of Nursing)

2006年08月23日掲載

ブリスベンでACUの看護コースを体験した聡子さん

看護師を育成する大学として、ACUはその極めて高いクオリティが評判です。卒業生の就職率はオーストラリアの大学No.1のようで、その理由は生徒数の徹底した制限や実用的なワーク、現場実習(無給)を含んだ授業内容にあるとか。日本で十数年の看護師経験の後、QLDで看護研究を目指して勉強中の私が、その授業ぶりを診てきます!

現場で役立つ授業。看護士へのパスウェイプログラムが充実。

体験するのはクリニカル(臨床)の授業、私はさっそく実習室へ向かいました。入り口の扉を抜けるとそこは病院特有の消毒液の懐かしい匂いに満ちています。午後1時、生徒のほとんどがオージー女性という看護科の授業が、モーリーン先生の今日の実習内容 “初期診療” の説明とともにスタートしました。初期診療とは血圧や体温、脈拍、呼吸状態を診るバイタルチェックのことで看護技術の基本中の基本です。授業は、例えば血圧測定について、先生から「なぜ血圧は患者を座らせた状態で測るのか」といった質問が出され、生徒にいろいろ考えさせ発言させた後で正しい理由、この場合は立った状態と座った状態で数値が違うことがある等が紹介されていました。授業は終始リラックスした雰囲気。こうした実習の時間は日本の看護学校も同じような感じがしました。

約20分のレクチャーの後はチームを組んでの実習です。課題は各人が6人分の血圧、体温、脈拍、呼吸状態を計測すること。私が最初に組んだのはクラス唯一の日本人ももこさんでした。彼女は入学してまだ5ヵ月足らず、この血圧測定の実習は初めてだそうで、戸惑いながらも先生から教えてもらったやり方で私のバイタルチェックに挑戦しました。

初めてのももこさんは、当然のことですが脈が読み取れる位置を探すのにも緊張のためひと苦労。「ああ、私も看護学校で初めて実習をしたときはなかなか探せなかった」と懐かしい日本での学生時代を思い出しました。

ちなみに私の血圧は110/74、体温は36.8度、呼吸状態も正常範囲というチェック結果でした。授業を受けた感想は「実習自体が少人数で、しかもグループに分かれて行うのはとても効率的。実習室は病院内をシミュレートしてあり、例えば検温した後に消毒するなど実際の現場に近い設定だから自然に正しいやり方が身につけられる。病院で働くことを前提にした教え方が徹底している」ということです。

生徒の年齢も幅広く、初心者から経験者までが同じクラスで勉強するので、どうやって測定していいかわからない時などいいアイデアが共有できるのもメリットのひとつだと思います。

ACUには、正看護師資格保持かつ実務経験2年以上の方が対象の「看護学士号パスウェイプログラム」があり、これを利用し今年2月からBachelorを受講している日本人学生2人から話が聞けました。「英語ができない分、オージーの何倍も勉強に時間がかかるのが大変。でも日本では英語ができる看護師は有望だし、英語圏の免許があれば世界中どこでも働ける」と意欲的。現場での経験は豊富なだけに「アカデミックでは負けても実習ではレベルが違う」と自信に満ちた言葉が印象的でした。

聡子さんの結論

病院をシミュレーションした実戦に近い環境の中、少人数で行う効率的な授業は素晴らしい。現場での基本が自然に身につくはず。

聡子さん
オーストラリアと日本の看護科の授業はどう違っているか、興味深い体験ができそう!
留学タイプ
大学留学
エリア
ブリスベン

オーストラリアン・カソリック大学

ACUはカトリックの伝統を受け継いだ先住民族教育や宗教教育、ソーシャルワーク、神学等の分野で知られるが、各キャンパスによって履修可能な学部が変わる。留学生全体では情報システムや教育、看護が主な履修学部として人気が高い。

シドニーではビジネス、教育学、健康科学、社会科学分野に入学する生徒が多い。メルボルンキャンパスでは教育、ソーシャルサイエンス、音楽、看護等のコースを開講している。

主なコース: ビジネス・経済・会計/デザイン/IT・コンピュータ関係/教育/健康・福祉/芸術/看護

この体験談の学校情報



MTSCの留学サポートは無料です。ご質問・ご相談もお気軽にどうぞ。