2007年04月02日掲載

2年前にオープンしたばかりのAcademia Internationalには、Hospitality、Hair&Beauty、Englishの3つの分野があります。今回取材したのは Hospitality内でCommercial Cookeryと共に人気を二分するPatisserieのコース。5ツ星のLangham Hotelの厨房を含め設備の整った学内4つのキッチンを使いながら、学生たちは将来のパティシエを目指してがんばっています。
キャンパスはBourke St.とElizabeth St.の角のビル内2フロアにあり、5階でエレベーターを降りるとすでに甘い香りが漂ってきます。
廊下側が前面ガラス張りになった開放的な実習用キッチンでは、12人の学生たちがスイーツ作りの真っ最中。今日はドイツのストレン・ケーキ、ミニフルーツケーキ、ホットクロスバンズ、フィンガーバンズという、どれも果物の洋酒漬けをふんだんに使った焼き菓子を8時間の授業内で作り、試食をし、後片付けもするそうです。
シェフ歴22年のケビン先生は、絶え間ない学生からの質問に応え、材料の混ぜ方や生地のこね方などを、実に丁寧に指導しているのが印象的です。
Patisserieのコースは1年間のCertificateⅢ、半年間のCertificateⅣとDiploma of Hospitality Managementに分かれ、現在6クラス、125人の学生が学んでいます。そのほとんどは2年で全課程を修了するそうです。
「学生のほぼ全員が働きながら学校に通えるのは、授業が週3日間だからです」と、 International marketing officerのヤヨイさん。2年後のコース修了時にすでに2年間分の専門職のキャリアがあるということは、その後のステップアップやビザ申請に大いに役立つといえるでしょう。

週3日の授業では、1日目に衛生・職場管理、サービスなどの学科を学び、2日目には実習メニューのデモンストレーションや説明、3日目に実習というサイクルになっており、5週に1度はテストがあり、課題も随時出されます。
また、5週に1度のLangham Hotel厨房での実習は、入学直後からスタートします。「コース専用になっている厨房の一角で授業をし、慣れてくれば実際に厨房も手伝います。ホテルの厨房で働くというのは、最新設備も使えるし、秩序立った職場環境を体験するという意味でも、とても大切なことなんです」と、ヤヨイさん。
先生は、あえて現役シェフが授業を持ちまわって教えることにより、この業界の最新の技術や情報を、直接授業に活かしています。また、彼らのコネクションを利用しての職探しも十二分に機能しているそうです。
Patisserie Trainerのジェニー先生をはじめ、講師陣は全学8割を占める外国人留学生の言葉の壁を理解しながら、学生たちが納得できるまで、丁寧に根気強く指導するよう徹底されています。
「学生は学ぶことに積極的で、楽しんでいます。スタッフは充分なスキルを持ったフレンドリーな人達ばかりで、設備、人材ともに最高の学校だと思います」と、胸を張るジェニー先生。
「学生がハッピーであることが一番大切」という学校のモットーに、大きくうなずくことができました。
「Academia Internationalってこんな学校!」
本多純子さん 入学して7ヶ月
以前日本で勉強していたことをもう一度勉強したくて、このコースを選びました。お菓子は作っているときが楽しいし、ここでは最新の技術だけではなく、デコレーションも学ぶことができます。将来はメルボルンで永住権を取り、パティシエの資格は趣味としても大切にしていけたらと思います。
Michelleさん 入学して7ヶ月
この学校はほかと違って、週3日というフレキシブルさが魅力で選びました。いろいろなバックグラウンドの先生がいるので、ひとつの質問に対して、いろいろな答えやヒントをもらえます。コースが終わったらほかの国でもっと現場を踏み、最終的には自分の国、マレーシアに戻ってカフェを開きたいと思っています。


