2007年04月18日掲載

オーストラリアで見つけた僕がやりたいこと僕にしか出来ないこと
夢を叶えるために選んだオーストラリアでの生活
中学生の頃から漠然と「ジョッキーってカッコいいなぁ」と思っていて、中学卒業後は騎手学校に進学したいと思っていました。ところが、色々調べていくうちに、僕の視力では入学基準を満たしていないことが分かり、競馬学校への進学は諦めることに。その後は普通高校に進学し、ジョッキーへの夢も断念していました。そんな時、ある雑誌でオーストラリアにある騎手学校の記事を見つけ、「騎手になる夢を実現するのは、ここしかない!」と渡豪を決意。ここから僕のオーストラリア生活が始まりました。
まさか自分がオーストラリアで生活することになるとは思ってもいなかったので、英語の勉強をもっとしておけばよかった、とは思いましたが、始めはずっとホームステイをしていたし、学校でも英語を勉強したので、そこまで苦労した覚えはないですね。もちろん、馬学に関する専門用語や、獣医学的な単語はとても難しくて覚えるのは大変でしたが。ジョッキーという夢を実現するために選んだ学校なので、オーストラリア自体に魅力を感じて来たわけではないけれど、気候もよく、とてもいい環境で気に入っています。
楽しくて仕方なかった学校の授業
僕が選んだのは既にジョッキーとして活躍されている日本人の先輩がいた学校で、最初の基本コースでは英語をちゃんと勉強しました。日常会話を中心に、馬に関する専門用語もしっかり覚えました。リスニング向上のために、テレビ、ラジオ、CDをたくさん観たり聴いたりしていましたね。分からない単語や表現は放っておかず、すぐに調べるクセをつけたり、自分なりに努力しました。
乗馬では、基本的な乗馬の技術を一からしっかりと学び、馬学では馬の扱い方から獣医学まで、馬と一緒に仕事をするために必要な知識をみっちり学びました。乗馬に関しては全くの初心者。最初のうちは経験者との差に焦りましたが、次第に自分の技術が上がっているのが分かるようになり、とても嬉しかったです。それに、乗馬の授業は1日1回だけだったので、もっとたくさん乗りたくて、いつも次の日が待ち遠しかったのを覚えています。
基本コース後のアドバンスを半年受けた後は、同校の「見習い騎手コース」に5年間籍を置いていました。研修生でも実際にレースに出て、ちゃんとお給料ももらえるというもの。初めてのレースはとにかく楽しみで、緊張とか興奮することも忘れてました。それが良かったのか、初レースで1着を取れて、すごく嬉しかったのを覚えています。
負けず嫌いの性格が僕を引っ張って来たのかも
現在はブリスベン郊外にあるDeagon競馬場で毎朝競走馬に乗り、週末はレースに出ています。ビジネスビザに切り替えたところで、これからもっと大きなレース・競馬場で乗ることができるといいな、と考えています。ここまでやってこれたのは、たぶん僕が負けず嫌いの性格だから。途中で投げ出したり諦めたりすることができなくて、がむしゃらにやった結果、現在に至るという感じ。きっとこれからもそうだと思います。スポーツ選手と同じで、いつまでこの仕事ができるか分からない。その後は世界を相手に、もっといろんな事に挑戦していきたいですね。まだ具体的には考えていませんが。せっかく英語も少しは話せるようになったし、ジョッキーにこだわらず、なんでもやってみたいです。
大事なのは、やりたいと思った事は何にでもチャレンジする事。せっかく海外まで来ているのだから、悔いのないように全力でトライしていたいです。
大切な恩師との思い出の1枚

学校の基本コースの卒業パーティでMost Improved Studentとして表彰されたときの1枚。一緒に写っているのは僕の実習先の調教師夫妻。 常に気にかけてくれて、僕の才能を誰よりも信じ、励まし続けてくれました。僕のオーストラリア生活での心の支えです。
Profile
- 大川 文月さん Fuzuki OKAWA
- 出身地:福岡県 26歳
- 学校名:Queensland Race Training卒業(現在は廃校)
- 生活費:$340/週(住居費$240、食費他$100)
- 《私の留学自己採点》…100点 - ジョッキーになりたいという目標を達成し、やりたいことをやれていると思うから
インタビュー後記
いままでの経験を淡々と話をするクールな表情。持ち前のチャレンジ精神と身軽な行動力で、昔からの夢を成し遂げたという自信を感じました。彼の姿をいつか大きなレースで見られるのを楽しみにしています。
- 留学タイプ
- 専門留学
- エリア
- クイーンズランド州(QLD)


