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IELTSとは?

IELTSとは

オーストラリアの教育機関の本科コースへの進学を目指す場合、最もポピュラーな英語能力証明として、ほとんど全ての教育機関が採用しているのがIELTS(International English Language Testing System)です。

IELTS試験は「Listening(約30分)」「Reading(60分)」「Writing(60分)」「Speaking(11~14分)」の4つのテストから構成され、また目的に応じて、進学に利用する Academic Module テストと生活レベルの英語力を計る General Training テストとの2種類に別けられます。

TOEFLと違い「読み・書き・聞く・話す」の4つの技能全般を採点される点が受験者に「難しい試験」というイメージを抱かせているようです。しかし、正確に英語能力を計る試験として、オーストラリアでは最も知名度の高い英語検定試験として広く認められています。

IELTSは、UCLS(University of Cambridge Local Examination Syndicate)によって主催され、British Council をはじめとした関係機関によって開催されています。

Generic と Academic

大学やTAFE・専門学校への進学に使うIELTSスコアは、基本的に Academic 試験のものを使い、研修やビザ申請などでIELTSスコアが必要な場合は General を受験します。私立の専門学校は独自の入学審査基準を持っているので General での点数で受け入れる場合もありますが、TAFEの場合はほぼ必ず Academic が必要となります。学校の入学案内書に記載されている入学条件(English Requirement)のIELTS欄に Academic かGeneral の種類が指定されていなくても、基本的にはAcademicでのスコアを提出することが前提です。

IELTSの試験内容

「Listening」「Reading」「Writing」「Speaking」のそれぞれの項目と、それらを総合した「Overall」それぞれ9点満点で判定され、TAFEやカレッジへの出願には、Academic試験の総合(Overall)で5.5点以上。大学は6.0以上、大学院は6.5以上の点数を満たすことが入学条件として定められています(但しコースによっては、これ以上のIELTSスコアが求められる場合もございます)。また、一部の上級英語コースでも、入学条件としてIELTSスコアが求められることがあります。

オーストラリアでのIELTS受験

以前はIELTSを一度受験すると3ヶ月間再受験できませんでしたが、現在は特に待機期間は設けられておりません。しかし、受験できる機会は多くはなったものの、限られた日数の試験日に多くの予約が殺到してしまい、受験するのに数ヶ月待ちという事態が発生しています。特に、オーストラリア国内の試験会場はどこも満席の状態が続いているようです。受験をご希望の方はお早めに会場にてお申し込みをされることをお奨めします。尚、試験結果は2週間後に届きます。現在、試験会場が多数追加されており、メルボルンでは現在7つの会場で受験することができるようになりました。

メルボルンのIELTS試験会場

  • ディーキン大学 (Burwood) - 日程
  • ホーソン・イングリッシュ・ランゲージ・センター (Hawthorn) - 日程
  • RMIT English World Wide (City) - 日程
  • NMIT (Preston) - 日程
  • NMIT (Collingwood) - 日程
  • モナシュ大学 (Clayton) - 日程
  • IELTS Australia (City) - 日程

その他の都市での全試験会場のリストはIELTSの公式ウェブサイト で確認できます。

日本でのIELTS受験

日本では現在東京・名古屋・大阪・福岡・仙台の5都市で受験が可能です。会場・日程・申し込み方法は、IELT公式ウェブサイト をご覧下さい。

IELTS試験対策

IELTS試験は、Listening、Reading、Writing、Speaking の4技能を全て計る試験なので、バランスよく点数を取ることが必要となります。総合点数にて入学基準を充たしていたとしても、各バンドスコアの点数も基準を満たしてない場合は認められませんのでご注意ください。

IELTS試験対策コースは各語学学校でのElective(選択授業)で受講することができますが、その他にIELTS試験対策集中コースもあります。

IELTS試験対策集中コースでは授業期間中の全てをIELTS試験対策に充て、練習問題、模擬試験などを繰り返し行って試験の傾向と対策に備えます。

IELTSの各セクションで出題される出題傾向を研究し、解答技術を磨く事によって飛躍的に点数を伸ばすことが可能です。ただし、IELTS試験対策集中コース参加には一定以上の英語力(中級レベル以上)が必要となります。