公立校と私立校の違いは?
オーストラリアには数多くの語学学校がありますが、大きく分けて、大学やTAFE付属の公立系語学学校と、プライベートで運営される私立系語学学校とがあります。
公立の語学学校
大学附属、またはTAFE附属の語学学校です。将来大学・TAFEへの進学を目指す方や、進学の予定はなくてもしっかり勉強したいという方に特におすすめです。ライティングに重点を置いた授業が多く、会話ももちろんありますが、ディベート(討論)やプレゼンテーションを通してスピーキング・スキルを延ばします。宿題も多く大変ですが、単語力や文章力は格段に伸びます。
また、大学やTAFEへの進学を目指す留学生が多く、EAP(English for Academic Purpose)と呼ばれる進学準備英語コースや、進学のために必要となるIELTSやTOEFLなどの英語試験対策コースを設けている学校が多くあります。
例えば、将来大学やTAFEのメインコースに入学すると、周りには当然ながら現地の学生が多くいます。そんなネイティブの学生と肩を並べて、講義を「聞き」、内容をノートに「とり」、宿題のエッセイを「書く」ために必要な英語を勉強するわけです。これは、進学を目的とする方には、かならず必要とされる能力です。
また、施設が充実しているのも公立の語学学校の特徴です。大学やTAFE本科の学生と同じように、キャンパス内の図書館、ジム、カフェテリア、コンピュータルーム等の施設を利用することができるのも大きなメリットです。
一般的に、公立の語学学校ではコースが5週単位になっており、月1回程度の入学日が設定されています。履修期間は通常最低3週間からです。
公立語学学校のポイント
- しっかり学べる環境が整っている
- 大学・TAFEへの進学に有利
- 施設が充実している
私立語学学校
私立の語学学校は公立に比べ、アクティビティー等を交えて楽しみながら、アットホームな雰囲気で授業が進められます。主にコミュニケーションを高める授業を重視しているので、難しい文法よりもまずは「誰かと話したい!」という方にもピッタリです。
もちろん、文法やリスニングなども勉強しますから、偏らず英語力を身につけることができます。また、英語学習にアクティビティー等をセットにしたコースが充実している学校も多くあります。
私立系語学学校は街の中心、交通が便利な場所にあるものが多く、ワーホリや観光など、短期で滞在される方に特に人気があります。
公立校では月に一度の入学日が決まっているのに対して、私立は毎週月曜日からいつでもスタートでき、期間も通常1~2週間からとフレキシブルなので、短期間の語学留学にも適しています。
私立語学学校のポイント
- アットホームな雰囲気で楽しみながら学べる
- 市街地に近く便利なロケーション
- 入学日がフレキシブル・短期もOK